So-net無料ブログ作成

グラスハート(若木未生)完走と感想 [本]

1.jpg

※以下、敬称略

ようやく、、、、

最終巻を読みました。
1巻発刊が1994年1月、最終巻発刊が2009年2月。
あー、まあ最終巻がでて、10年ですね。
10年塩漬けしていました。
途中、何度か読みかけて、やめるを10年の間に数回はしたと思います。

塩漬けの本がほかにもそれなりにあるなかグラスハートシリーズ最終巻「イデアマスター」を読もうと思ったのも、すぐ読めそう、だったのに10年かかってしまいました。

もちろん1巻を読んだのは遠すぎる昔、コバルト文庫の対象である年齢です。若木未生という作家の作品はおおむね読んでいたのでこのシリーズも出るたびに買い、すぐ読んでいました。まあそれがだんだんと、発刊ペースが遅くなり、自分はコバルト文庫読者層でもなくなり、興味は薄れていきます。というよりこの作家の抱えるシリーズ作品の刊行自体も遅すぎて追えない状況でした。よくある話です。

そしてふとした時に、最終巻が出ているのを知って、買ったものの、、、。
(一応初版で買ってますけども)

一巻からのテイストとして、非常に観念的で状況や場面、場所がわかりにくい文章で、しかしそこがこのシリーズの青春群像劇という主題と親和性が高く気持ちのいい作品だったと記憶しています。当時の感覚としては。
もともとそういう小説を書く作家ですけど、高校生、大学生、青年、の織りなすふわふわした日常をバンド活動で紡いでそれを少年少女の主観で語る手法でした。
逸れますが、文章が会話文がほとんどで、状況説明が少なめ、主観のモノローグ多め、です。ただそういう小説が多かった時代ですし、もしかしたら今でもラノベ界隈はそうなのかもしれません。個人的にはジュブナイルジャンルではないと思っていますが、それは作家に付随する区分けでもあるでしょう。そしてラノベは多量に昔は読んでいました。だって読みやすいんだもん。

本の感想にすらたどり着きません。
だってもう怨念みたいなものですよ、若木未生作品や当時のラノベを語りだすと。

とにかく、この「イデアマスター」を読んでいて、あ、ちょっとやめとこ、となったのが、全く誰が喋っているのか、どこで何をしているのか、わからん!となることが多かったせいです。でも完結、これを最後まで読めば落ちが読めるの一心で読みました。最終巻の一つ前の終わり方がドラマチックすぎて、ずるい!!と思っていましたからね。もう今さらネタバレもなにもないと思うんですが、藤谷先生がアカネさんに好きだよって告白するとこで終わりなんですよ。ずるい!!アカネは坂本くんと付き合ってるのに。もうね、こんな感想だれが理解してくれるかわからないですが、ようやく、言えました。その当時で、グラスハートももうついていけない、、、内容がよくわからない、、、何がゴールなんだろうこの作品は、と思いっていたのに、突然の恋愛沙汰でした。(というかもう本が残ってないので読み返せないんですが)

なのに最終巻をいくら読んでもその色恋の決着がつかない。
つかないというか話にでない。
読むのやめよ、、、ですよ。

そこを粘って最後まで読みましたが、ああ、、、そうか。という。
つまり二十歳を迎えたアカネと坂本が結婚を決めるという結びでした。
藤谷先生はまあ大人だし、いいやろ、って雰囲気で。恋愛面に関しては。
でもね、これね、恋愛で引っ張った最終巻ですから。そこは深くやってほしかったんですよね。藤谷先生の感情とか、というかもうこの三人の感情があまり動きがなくて、まとめるには結婚するしかないかな、大人になった証として、って感じというか。

藤谷先生が大人の印象を出していましたけど、アカネと6歳しか違わないんですよ。
そんなの別に坂本くんを交えて本気でぶつかり合っていいと思ったし、彼ひとりがなにか変わった天才でたくさんは手に入らないから本当に欲しいものをひとつしか選べない枷を背負っているかのような人物像になってて、そういう魅力はあるだろうけど、でももっと、救ってほしかった。
作中ではみんないろんなことを悩んで、納得していることになっているけど、そんなものかな、恋愛って。行間の感じ取りが足りないのかな。でも無理、もう読者層じゃないから。(でも刊行が遅すぎて一巻当時少女だった今ばばあが大半だよ)

バンドの行く末が気になるかというと、ファンのあり方とか世間での評価とかの描写がなさすぎて、解散してもしなくても、物語にあまり影響しない感じなんですよね。
だからわたしは人間関係に注目していたし、シリーズ全体的にも人間関係で悩むことが多かった小説だと思います。

というかね、実は、そこまで真剣には読め無かったです。文字はちゃんと追いましたけど、想像がついていかなかった。

他に言いたいことといえば、やっぱりタイトルセンスが抜群にいいですね。それはすごいです。
詩を書いて発表してほしいなと思います。ブログでもいい。

ちなみに冒頭の写真は持っていた最初の5冊のカバーイラストだけ切って保管しているものです。
橋本みつるイラストがとても、とてもよかった。
装丁もよい。
途中、羽海野チカになり、最後は藤田貴美になりました。
でも橋本みつるが一番いいです、この小説には。夜のライブハウスの雰囲気がある。

いやようやく終わりました。

ところで、ちょっとついでにアマゾンで見てみたんですが、オーラバスターもやっぱり杜真琴イラストがいいですよね。レトロで小説の挿絵感がいいんですよね。まだ小説に漫画絵をつける初期の頃のことだったと思います。

破妖の剣シリーズなども当時読んでいましたが、同じように読みにくくなっていき、刊行が遅くなり、買わなくなりました。あれも厦門潤がよかったです。

それでも、どうしても、あの頃のシリーズが完結したというのなら、買って読みたくはなるんですよね。苦行なのに。

とはいえイズミ幻戦記はもう買いません。なんかもう読めなかったですね。セリフがしんどい。




これが最新の作品なのかな。最近でも書いてらっしゃるんですね。





再刊行や電子書籍も多いです。


nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:

nice! 3

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント